Top/Raspberry Pi/Raspbian のインストール

Raspbian のインストール

Raspberry Pi の基本ソフト(OS)

インストール前の話

インストールの準備

"Raspbian base minimal image" による導入

  1. Linuxマシンでの作業
    1. イメージのダウンロード
      次の場所からイメージをダウンロードした。
      http://www.etcwiki.org/wiki/Raspbian_image_-_raspbian_base_minimal_image
      (約10分)
    2. 解凍
      bunzip2 Raspbian-Minimal.img.bz2
      (約2分)
    3. SD カードを Linux マシンに接続してデバイス名を確認する。
      dmesg
    4. イメージの SD カードへの書き込み
      dd if=Raspbian-Minimal.img bs=1MB of=/dev/sdX
      ※ sdX は、上で確認したデバイス名。 例えば sdb 。 sdb1 とかではないので注意。
      (約2分)

  2. Raspberry Pi (Model B)の起動準備
    • 必要なもの
      1. キーボード
      2. 有線LAN ケーブル
        外部へ接続できるネット環境も。
      3. 電源
        micro USB と、それに給電できるもの。1A まで給電できるものが望ましい。
      4. ディスプレー
      5. HDMI ケーブル
        ディスプレーに接続するため。
    • 全部接続して起動

  3. Raspberry Pi 起動後にすること
    1. root でログイン
      ユーザー名: root
      パスワード: hackme
      ※ 後々のために、root と、もう一つ用意されているユーザーアカウント pi のパスワードは変更しておく。

    2. ネットワークの設定
      1. ネットワークデバイス なぜか、eth0 が使えず、eth1 が使えるネットワークデバイスとなっていた。
        echo iface eth1 inet dhcp >> /etc/network/interfaces
        ifup eth1
      2. プロキシサーバの設定
        プロキシ経由で外部のサーバにアクセスする場合にはこれを設定する。
        export http_proxy=http://hogehoge:8080/
        などとする。

    3. システムの更新と raspi-config の導入
      apt-get update
      apt-get upgrade
      apt-get install raspi-config
      ※ その他必要なパッケージを導入する。

    4. ファームウエアの更新
      apt-get install rpi-update
      rpi-update

    5. raspi-config の実行
      1. Expand Filesystem を選択して実行
        最初は 1GB だったファイルシステムが、再起動後にはSD カード全体が使えるようになる。
      2. Intenationalization
        Time Zone を設定する。(Asia の Tokyo を選択)
      3. Enable Camera Support 必要に応じて設定する。

        以上で一通り完了。

その他のやっておいた方がいい設定

  1. avahi(Zeroconf)

    自動で認識されるようなネットワークに接続したとき、名前で参照することができるような仕組みがある。
    Zeroconf とか Bonjour とか avahi とか呼ばれる仕組みである。Linux の場合には、avahi である。
    • インストール
      apt-get install avahi-daemon

    • 設定
      /etc/avahi/services/http.service に以下の内容を書き込んでおく。
      <?xml version="1.0" standalone='no'?><!--*-nxml-*-->
      <!DOCTYPE service-group SYSTEM "avahi-service.dtd">
      <service-group>
        <name replace-wildcards="yes">%h</name>
        <service>
          <type>_http._tcp</type>
          <port>80</port>
          <domain-name>local</domain-name>
          <host-name>%h.local</host-name>
        </service>
      </service-group>
      ※ なお、%h はホスト名を表す。これを変更するには、/etc/hostname を変更する必要がある。
        個人的にはホスト名を rptl00 (Raspberry Pi Time Lapse ゼロゼロ)とした。

    • 再起動
      /etc/init.d/avahi-daemon restart
      これで同じネットワーク内からは、ウェブブラウザで rptl00.local でアクセスできるようになった。
      ssh でもアクセスできる。

  2. tmpfs

    RAM ディスクを用いることで、不用意に SD カードに書き込むことを防止し、かつ、処理速度を早める。

    • 設定
      /etc/fstab に次のように書き入れて再起動する。
      tmpfs /tmp tmpfs defaults,size=100m 0 0
      ※ なお、この記事によれば、tmpfs は使われなければメインメモリとして利用されるそうだ。

  3. 時刻

    時刻は ntp によって設定される。本体に電池はないので、時刻を保持することができない。そこで、ネットワークにつながない
    限り、正しい時刻を期待してはならないので、注意が必要である。

その他の Raspberry Pi についてのハック

日本語キーボードについて


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Last-modified: 2018-10-24 (水) 12:44:52