物理学実験II †
タイマー IC 555を使った電子回路の作成 †
はじめに †
- 趣旨とねらい
物理学実験の目的の一つは、実験技術を身につけることにあります。回路図から電子回路を構成し、
実際に動作することをブレッドボードを用いて配線することで確かめます。また、ユニバーサル基板
を用いた配線では、ハンダ付けを行って、より安定的に、よりコンパクトにします。
サンプルとして、タイマーIC 555 を用いて LED を点滅させる回路を作成します。
工作例 †
- ブレッドボード上の配線
まずは、設計した回路(作りたいもの)が正しく動作するかどうかを確かめるために、プロトタイプ
(原型)を作成します。この時、部品を交換したり、配線を変えて、試行錯誤を繰り返します。試行錯
誤を繰り返すためには、接続を固定しないで配線する必要があります。そこでブレッドボードを利用
します。電子部品を差し込むだけで配線し、しかも、自由に抜くことができます。
ブレッドボードの例:秋月電子 EIC-301

- ユニバーサル基板上の配線
なるべくハンダ付けする量を減らし、かつ、問題が発生したときに考えやすいように、元の回路図と
の対応が良くなるように配線を考えます。

部品がどれくらいのスペースを消費するかも考えながら配置します。
- ハンダ付け
多すぎず、少なすぎず、接触してはいけないところは接触させず、…。私も上手ではありません。

この写真は、上で考えた配線と異なるのが見てすぐに分かります。それは、基板をひっくり返して
ハンダ付けしているためです。空間的な把握が必要になります。
- 手順
ICソケットの前に配線すべきもの、背の低いものを先に、徐々に背の高いものを配線していきます。
電源のコードは、動かす機会が多いので、何らかの方法で固定するといいです。
- 完成品
ウルトラマンのカラータイマーのように LED が点滅します。
抵抗値を変えることで周期を変えることができます。
アナログ電子回路シミュレータ †
- はじめに
アナログ電子回路について、回路のシミュレーションを行うソフトがある。LTspice は無償で使うことができる。これを用いてみる。
他のものは有償のものが多い。ブラウザ上で利用できる CircuitLab も有償。
情報源 †
試作品 †
- I2C レベル変換
実用上必要になったので。ねがてぃぶろぐの異なる電圧レベル間でI2C その2を参考に作ってみた。まだLTspice の使い方がよく分からない。
ファイル :
LevelConverter.asc

Last-modified: 2014-12-23 (火) 18:02:27