実験技術 †
レポートの作成 †
- サンプルファイル
※ レポート用
- レポートの表紙
- 目標
表紙は書くことが少なく、おおむね形式が決まっているので、それに合わせます。
- ポイント
- 文字の大きさ
- 右寄せ・中央寄せ
- 改ページ(「挿入」から「ページ区切り」を選択すると改ページになります。)
- レポートの本文
- 目標
読みやすい本文にします。新聞などと同様に、どこに何が書いてあるのか、ぱっと見て
わかるようにすることが求められます。
- ポイント
- 空行を、節を目立たせるために挿入すること
- 字下げ(インデント)を見出しや箇条書きに関連付けて行うこと
- レポート内の箇条書き
- 目標
全体の読みやすさを向上させるために、箇条書きを多用します。
グラフの作成 †
- はじめに
- 理科のデータとエクセル
エクセル(Microsoft Excel)は、最も標準的にパソコンに導入されているので、これを用い
てデータ処理できるようにしておけば、有利です。しかし、基本的には、金銭の計算のために
開発されている印象を受けます。実際、理系のデータを扱うのには向きません。以下の例でも、
Office 2007 では、等値線図に様々な制約があることが分かります。
実際にグラフを描くツールとしては、簡易的には gnuplot などがありますし、大量のデータ
を扱う場合には R などの統計解析パッケージを用いるといいでしょう。開発元は海外ですが、
日本語の解説もたくさんあります。
- サンプルファイル
以下の作業で使ったデータ
- 散布図の作成
- 目標
横軸縦軸の値を指定してグラフを作成します。「折れ線グラフ」は横軸の値が自動生成される
など、理科で用いるのには不適切な設定であることがあります。積極的にデータを指定できる
散布図を選択します。
- ポイント
- データの選択方法(Shift と Ctrl の使い分け)
- グラフの挿入
- 軸の値の範囲の指定
- 大きさや配置の変更
- グラフの整形(手を加える)
- 目標
レポートに掲載するグラフとして、必要な情報を書き加えます。また、整った表示に変更します。
- ポイント
- 軸のタイトルの設定
- グラフのタイトルの設定
- 凡例のタイトルの設定
- マーカー(プロットした点)や線の色などを変更
- 二つめのグラフを加える
- 目標
データを比較するために、1つのグラフに2つのデータをプロットします。
- ポイント
- 等値線図を描く
- 目標
等値線図を描きます。
- ポイント
- データの指定方法
- 値の範囲の指定方法
このデータの場合、陸地は欠損地(値が無いところ)となり、具体的なデータとしては非
常に大きな値が入っています。海水温の温度範囲として、(摂氏)-5〜30(度) を設定します。
- 色の変更
エクセルはこのような作図には向きません。例えば、色の変更は、1つずつ行います。この
ような図を描くときには別のツールの方が適していることが多いです。
その他の技術 †
- パソコン画面の取り込み
※ エクセルのグラフはコピーアンドペーストでワードに貼れます。しかし、その他のソフトで
作図したものをワードなどに貼りこむにはどうしたらいいでしょうか。
- パソコン画面のうち、特定のアプリケーションの画面の取り込み
取り込みたいウィンドーを、1度クリックしておきます。Alt キーを押しながら Print Screen
(あるいは Prt Sc) キーを押します。その後、ワードなどで貼り付けを実行すると、編集中の
ワードなどのファイルに画像が貼り付けられます。
- パソコン画面全体の取り込み
Print Screen(あるいは Prt Sc) キーを押します。その後、ワードなどで貼り付けを実行すると、
編集中のワードなどのファイルに画像が貼り付けられます。
※ Mac の場合には、この記事が参考になるでしょう。
- 関数のグラフを描く
パソコンは多くの能力を持っているので、例えば、x の関数 sin(x) のグラフを描くこともでき
るはずです。しかし、皆さんはそのようなことができるでしょうか。例えば、Excel で次のよう
に実行できます。
- エラーバーの作成( cf. 物理学実験I )
※ データにはエラーバーがつきものです。これを描けるようにしましょう。
※ 練習用のデータをダウンロードして試してみてください。
エラーバーは小さくなると選択できなくなる(ちょっと情けない感じもします。)
ので、あらかじめ大きなエラーバーをつけておいて編集するのがミソです。
Last-modified: 2015-01-13 (火) 19:15:41