※ WRF のインストールについては、WRFの導入へ。
WRFの諸条件の設定 †
はじめに †
- WRF の初期値
計算を行うには初期値を与える必要がある。現実のデータを適用するためには、WPS と real.exe を用いる。
理想化された状況について計算する場合には ideal.exe を用いる。二者択一である。
なお、実行時に real.exe と ideal.exe のどちらを選ぶかという問題ではなく、./compile を実行する時点で選んで置かなければならないことにも注意。
- 設定用のファイル(em_tropical_cyclone を例に)
- test/em_tropical_cyclone/nameist.input
組み込まれている物理学的オプション、力学的オプションを変更するためのファイル。
- dyn_em/module_initialize_*.F
ファイル名のうち、* の部分にはテストケースの名前が入る。
プログラムで記述しなければならないような、地表面高度などの設定をする。
- test/em_tropical_cyclone/input_sounding
初期値の鉛直方向のプロファイル。
地形の高度の初期化 †
- 地形データの設定
地表面の高度を設定するには次の配列
grid%ht(i,j)
を変更する。関連する配列については、次のようにすると良さそうである。
grid%phb(i,1,j) = g*grid%ht(i,j)
grid%php(i,1,j) = 0.
grid%ph0(i,1,j) = grid%phb(i,1,j)
このようにすると、以下の処理で上空の geopotential height も設定してくれるようである。
地表面状態の設定 †
- Land Mask
陸か海かの区別をするパラメタ。
xland(i,j)
これが 1 ならば陸、2 ならば海(水の上)を表す。
コリオリパラメタ †
境界条件 †