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- 選択
-- 皆さん自身の選択
 自分がなにを選ぶかによって、たどり着く場所は変わるのだ。選択の力
 というのは、どんな偶然や運命が待ち構えていても、なにを選択するか
 で私たちの評価が決まることである。
という話をしましたね!
 今回は選択に関してのビデオを見た。確かに、人生は運命・偶然・選択
 という観点からとらえることが出来る。講義を受けていた各国の方たち
 はそれぞれの観点からの出来事を仰っていたが、私は最初に運命がどの
 ように人生を変えたか、という問いに答えを出すことが出来なかった。
 なぜなら、私は一つひとつ選択して人生が出来ていると思うからだ。運
 命と思うことであっても、どこかのちょっとした選択が、その「運命」
 と呼ばれる出来事を作っていると思う。
カッコいいです!
 自分の人生が偶然だとは思った事はありません。自分に起きた不幸や不
 都合なことも全て自分が行ってきた選択が起こしてきた結果から生まれ
 てきたもので、また自分に起きた奇跡的な事やとてもうれしいこと、楽
 しいことも全て自分が行ってきた選択が生んだものだと考えています。
 しかし、運命的だと考えることはたまにあります。けれどだかといって
 運命という言葉はそこまで好きではありません。自分の人生が決められ
 ていて、決まった道しか歩けないというのは窮屈だし、楽しくありませ
 ん。自分の人生は自分で選択して進んで生きたいです。
これもカッコいいコメントです。
 私は、偶然や運命はあると思っている。しかい、偶然や運命というもの
 は、選択の上に成り立つものでもあるとも思う。自分が生まれながらに
 してきた選択の積み重ねが今の自分のフィジカルをつくり、環境をつくっ
 ているのだ。(中略)偶然そうなった、運命が自分にこういってる、と思
 うことがあったとしても、その道を歩んでいるのは数えきれないほどの
 選択をしてきた結果である。
自分で自分をコントロールしている!という感じですね。
 自分の人生を振り替えてみたとき私の人生は偶然と選択が一番大きく影
 響を受けさせたと思います。なぜかというと偶然に接した日本語という
 言語を続けて勉強するという選択をしたからです。この事から私はどん
 な運命や偶然が起こったとしても自分が選択しない限りなにも起こらな
 いことから、まさに「選択は生まれつきの力」であることに当てはまる
 と考えました。
留学生のみなさんの勇気は、いつも尊敬に値すると思っています!

-- 選択の教育
 選択の話で、中学や高校の先生と進路の話をするときによく、自分の将
 来のことなのだから自分で決めなさいとよく言われていた。小さい頃は、
 着る洋服も毎日母に選んでもらっていたが、大きくなるにつれて自分で
 決めることが多くなった。18歳になって、友達同士で旅行に行けたり、
 親の同意書が必要ではなくなったりした。その分責任は自分で取らない
 といけないので、責任をもっていい選択ができるようにしたいと思った。
授業でお話しますが、アメリカの小学校ではフツーに選択についての教育があるそうです。私たちも選択することについて、自分自身を教育する必要がありそうです。

-- 動物の寿命・社長の寿命
 野生の方が長いというのも分かる気がした。外がどの様なものか知らな
 くともやはり本能的に外に出ることを望むのではないかと考えたからだ。
 動物である以上は飽きがくるだろうし、1度外界を知ったのならなおさ
 らだとも考える。
飼っていた動物は、逃げ出すと戻ってこないことが多いですね。愛情を注いだつもりでも、動物はそれを受け止めていないのかもしれません。
 自分が長生きするために多くの選択がある仕事に就きたい。
いい視点です!そのために、皆さんは、今、何を選択するのか?古川宇宙飛行士は「まず、夢を持ちましょう。そして、そのために、今日、一歩踏み出しましょう。」と言っていました。
-- 難しい選択
 高校の授業で、選択する自由についての文章を読んだ。現代を生きる私
 たちは選択する機会が沢山ある。しかし、選択することを私たちは放棄
 することがある。例えば、選挙である。これは私たちは自由を自らの手
 で放棄しているのだ。しかし、自主性などがなければ選択を要求される
 民主制が機能しなくなる。もっと私たちは自主的に考えて行動するべき
 だという文章を読んだ。
まず、文章に書いてあるのはその通りです。ただ、それができないから放棄するのです。では、なぜ放棄しているのか。民主主義は、人々が権利を行使する前提で成り立っているので、どうして選択を放棄するのか、を知っておく必要があります。
まず、高校生向けの文章に書いてあるのはその通りです。民主主義は、人々が権利を行使する前提で成り立っているので、それができないと成り立ちません!ただ、それができないから放棄するのです。では、なぜ放棄しているのか。まずは、どうして選択を放棄するのか、を、人間の性質として理解しておく必要があります。次に、選挙できちんと選択しないとどうなるか、歴史に学ぶ必要があります。
 私はその映像を観てもなお、選択肢は持ちたくないと考えている。なぜ
 なら責任を負いたくないからだ。そんな私はずっと前、誰かに選択肢を
 奪われていたのかもしれない。従う、流されるのはとても楽でいい。た
 だ、自分の中の何かが壊れていくような感覚はある。何が壊れているか
 分からないが。
そうして、人々が選択を放棄したり、パキッと答えを出すような政党を支持したりした結果、どうなったか。それは、例えばナチス・ドイツに見ることができます。

- 同調現象・ソーシャルプルーフ・アンカーリング効果・お金の相対性
 授業の時、二択で答える問題で片方が多く手が挙がっているとそれが正
 しいんだと思ってしまいます。
それは明らかに間違ったことですが、そういう気持ちになるのは、わかっていても避けられないことです。
 小さい値段のものが安くなってる場合、自分はより安い方を選びました
 が、その次に大きい値段のものが安くなっているとき、私はその差額を
 小さいものだと思ったので、そのままの値段の方で選びました。小さい
 ものと大きい値段のものでは自分の考え方が変わることに驚きました。
これも同様で、わかっていても、そういう行動になりがちです。少なくとも、多くの人はそういう傾向があることは知っておきましょう。
 周りの人間が勉強をする環境にいると勉強するし、周りが遊んでばかり
 いると、当人もそうなると言うのは、このことなんだなと考えた。
「朱に交われば赤くなる」という表現がありますね。W杯で活躍中の三苫選手と田中選手が同じ小学校だったのはビックリですが、互いに「切磋琢磨」する環境ならば、うなづけます。
 自分以外の人たち全員がBに投票をしたら私であったらBに手を挙げてし
 まうのではと思った。また日本人のほとんどは同調をしてしまいBに手
 を挙げるのではと考えた。
日本人だから、というのは別に考える必要がありますが、誰でもそういう傾向があることは実験で示されたわけです。
 メルカリで取引したことがあるが、値引きするといってちょっと二、三
 十円値引きしただけでも売れることがあるのでアンカー効果が働いてい
 るのかなと思った。それを利用してあらかじめちょっと高めの金額を設
 定する人も多い。
その通りですね。ところで、授業で扱った「人間の性質としての傾向」を、知識として、みなさんは身につけました。その知識は、誰かが強制的に忘れさせようとしても、それはできません。また、私がそれを教えた事実は、消し去ることができません。そこで、私は、次のことを強調したいと思います。それは、知識は悪用できる武器にもなりうる、ということです。学んだ知識は正しく使う義務がある、ということです。知識を使って、人を騙したり、傷つけたりしてはいけません!
- 錯視と、人間の性質
 私は心理学専攻のなので過去に受けた授業で錯視の実験を実際に体験し
 ました。その時体験したのはミュラーリヤー錯視だったのですが、2本
 の水平線がどちらも同じ長さだと測って理解した上で線を見比べると、
 2本は同じ長さだと理解していて、けれど、これは長さが異なるように
 見える線でと考えてしまってなんだかよく分からなくなったのを思い出
 しました。
不思議ですね。合理的に考えれば答えは明らかなのに、それを知っていても、どうしても違うように思えてしまう。人間にはそういった性質があります。
 「周りに合わせるのではなく、自分の意思だけで行動しろ」と言われて
 も、できない人の方が多いと思います。なので、人間のそのような性質
 を根本的に変えようとするのではなく、人間の性質は変えられないのだ
 から、社会の仕組みを人間の性質に合わせ、またその性質を良い方向に
 利用できるようにしていくことが重要なのではないかと考えました。
それを前提に考える、という発想はいい発想です!ただ、ここで考えたいです。「良い方向」とはどのような方向でしょうか。みなさんにはこの授業の隠しテーマは学ぶ理由だ、とお伝えしました。関連付けて考えてみましょう。
- スタンフォード監獄実験
 私はとある受刑者の話を聞いたことがあります。その人のいた部屋には、
 7年独房に入れられていた受刑者がいました。その人は鏡に映ってる自
 分に話しかけていたそうです。
今回の実験は、それ(よりももっとひどいこと)を被験者にしたのですね。
 いくら実験であっても、心の傷に負う実験はしてはならないと感じた。
その通りで、決して行ってはならない実験です。
 実験に参加した刑務官役の人、受刑者役の人もどちらも心に精神的な傷
 を受けているが、それも全てその実験に参加しようと自分で決めて選択
 した結果が招いたことだと思いました。
選択と監獄実験を結びつけて考えたのは良いことです。ただ、この場合、被験者の選択だったと言えるか、というと、どうでしょうか。ポイントは、知識の非対称性です。ジンバルドーはこうなるとわかっていました。被験者はこうなるとは思っていませんでいsた。どうなるかが、あらかじめわかっていたならば、「被験者の選択」と言えるかもしれません。しかし、いずれにしても、非人道的な実験です。
 状況が人格に影響を与えるという状況論は社会問題になった毒親に密接
 に関わっていると思う。本来、子どもの手本であるべき親が育児放棄を
 したり、高圧的な態度をとることが日常になると、子どもは逆らうこと
 や声をあげることが無意味であると抵抗をやめ、従順になってしまう。
似た構図ですね。しかし、当然、親も、その友達も有罪です。
 ソーシャルプルーフは一見、他人によって自分に自信がもてたり多くの
 人が自身の中で経験したことがあると思うのですが、その一方いじめが
 起こってしまう原因でもあると思いました。
「いじめ」を人間の性質として捉えようとする考え方は、良い視点かもしれません。しかし、毒親同様、いじめも犯罪的な行為です。~
ここで、これまで学んだことを少し整理しましょう。監獄実験、いじめ、毒親などはどうして起きてしまうのか。自分の社会的な地位や役割について、プレッシャーがあるなどしてよくわからなくなると、他の人の行為・判断が一つの基準になります(ソーシャルプルーフ・アンカリング)。そしてそれを真似ると、それが多数派になり、同調が起こります。その中でちょっと過激な行動をする人がいると、「あそこまでやっていいのだ」という新たな基準(アンカー)が設定され、事態がエスカレートすることになるわけです。
- 歴史的なできごと

 今日は状況によっての人の行動の変化や同調など人間の心理に迫るよう
 な授業で、私が思ったことは少数派の人が不利なことを感じ、正しいこ
 とを言っているのにみんなが違うからというような無力感を感じました。
 また、この実験を見て思ったのですがロシアの国民が戦争に対してボイ
 コットを起こしているのに兵隊は政府に命令され、暴力によって国民を
 弾圧するのと似ていると思いました。

この授業の内容で、ロシアのことを思い浮かべたのは素晴らしい。いろいろな知っていることと、授業内容を結びつけて考えることができることは、大切なことです!ロシアでどんなことが起こっているのか、今、判断することは難しいかもしれませんが、歴史的には同じようなことが何度も起きているので、おそらく、似たようなことが起きていると考えられます。
 状況論の「人は置かれた状況に対して適応的な行動をとる」という考
 え方は、「文化論」や「民族性」といった「特定の人間集団の先天的な
 内面の形質を重視する見方」に対して一石を投じる説だと個人的に思い
 ました。歴史を振り返ると「文化論」や「民族性」は、しばしば政治的
 に利用されて差別と分断を生んできました。「文化差」を白と黒のよう
 に極端な違いとして表現し、「相手の集団に対しての敵対感情を煽って
 自集団を団結させる」という方法は現代でも使われています。これから
 の時代はグローバル化が進んで異なる文化が接触する機会が増えてきて
 いるので、偏見を持たずに冷静に事情を分析することが肝要だと思いま
 した。

- スタンフォード監獄実験

 状況が人格に影響を与えるという状況論は社会問題になった毒親に密接
 に関わっていると思う。本来、子どもの手本であるべき親が育児放棄を
 したり、高圧的な態度をとることが日常になると、子どもは逆らうこと
 や声をあげることが無意味であると抵抗をやめ、従順になってしまう。

 いくら実験であっても、心の傷に負う実験はしてはならないと感じた。

 私はとある受刑者の話を聞いたことがあります。その人のいた部屋には、
 7年独房に入れられていた受刑者がいました。その人は鏡に映ってる自
 分に話しかけていたそうです。

その通りですね。このようなことも歴史的によく見られた現象です。それは、例えば、ナチス・ドイツです。監獄実験が大規模に行われたようなものであり、集団的に、障害者、共産主義者、キリスト教指導者、ユダヤ人を迫害していくことになります。
 スタンフォードの監獄実験から人間の行動は状況によって変化すること
 を学んだ。これはアウシュヴィッツ収容所の看守たちも同じような状況
 だったことを思い出した。この人たちも後のインタビューで、自分が自
 分じゃなかったと心の傷を深く負っていたことを思い出した。
そうは言っても、ナチスの協力者は、戦後、責任を問われ、断罪されます。私たちは気づかずに(気づこうとせずに)、犯罪に加わっていないか、よく考える必要がありそうです。

 実験に参加した刑務官役の人、受刑者役の人もどちらも心に精神的な傷
 を受けているが、それも全てその実験に参加しようと自分で決めて選択
 した結果が招いたことだと思いました。

- 動物の寿命・社長の寿命

 野生の方が長いというのも分かる気がした。外がどの様なものか知らな
 くともやはり本能的に外に出ることを望むのではないかと考えたからだ。
 動物である以上は飽きがくるだろうし、1度外界を知ったのならなおさ
 らだとも考える。

 自分が長生きするために多くの選択がある仕事に就きたい。

- 錯視と、人間の性質
 私は心理学専攻のなので過去に受けた授業で錯視の実験を実際に体験し
 ました。その時体験したのはミュラーリヤー錯視だったのですが、2本
 の水平線がどちらも同じ長さだと測って理解した上で線を見比べると、
 2本は同じ長さだと理解していて、けれど、これは長さが異なるように
 見える線でと考えてしまってなんだかよく分からなくなったのを思い出
 しました。
不思議ですね。合理的に考えれば答えは明らかなのに、それを知っていても、どうしても違うように思えてしまう。人間にはそういった性質があります。
 「周りに合わせるのではなく、自分の意思だけで行動しろ」と言われて
 も、できない人の方が多いと思います。なので、人間のそのような性質
 を根本的に変えようとするのではなく、人間の性質は変えられないのだ
 から、社会の仕組みを人間の性質に合わせ、またその性質を良い方向に
 利用できるようにしていくことが重要なのではないかと考えました。
それを前提に考える、という発想はいい発想です!ただ、ここで考えたいです。みなさんにはこの授業の隠しテーマは学ぶ理由だ、とお伝えしました。



- 同調現象・ソーシャルプルーフ・アンカーリング効果・お金の相対性

 ソーシャルプルーフは一見、他人によって自分に自信がもてたり多くの
 人が自身の中で経験したことがあると思うのですが、その一方いじめが
 起こってしまう原因でもあると思いました。

 授業の時、二択で答える問題で片方が多く手が挙がっているとそれが正
 しいんだと思ってしまいます。

 メルカリで取引したことがあるが、値引きするといってちょっと二、三
 十円値引きしただけでも売れることがあるのでアンカー効果が働いてい
 るのかなと思った。それを利用してあらかじめちょっと高めの金額を設
 定する人も多い。

 小さい値段のものが安くなってる場合、自分はより安い方を選びました
 が、その次に大きい値段のものが安くなっているとき、私はその差額を
 小さいものだと思ったので、そのままの値段の方で選びました。小さい
 ものと大きい値段のものでは自分の考え方が変わることに驚きました。

 周りの人間が勉強をする環境にいると勉強するし、周りが遊んでばかり
 いると、当人もそうなると言うのは、このことなんだなと考えた。

 自分以外の人たち全員がBに投票をしたら私であったらBに手を挙げてし
 まうのではと思った。また日本人のほとんどは同調をしてしまいBに手
 を挙げるのではと考えた。


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