#topicpath ** Arduino のプログラム開発環境を整える [#d12f3984] 「開発環境(IDE)」というと大袈裟です。~ Arduino はプログラムを仕込めます。そのプログラムを編集して本体に送るためのソフトです。~ これを使えるようにします。Windowsの場合とLinuxの場合について書きます。~ なお、動作チェックは手元に既製品(Duemilanove)があることを前提として書いています。~ ※ あっけないほど簡単でした。 --- [[Windowsの場合>http://robo.mydns.jp/Lecture/index.php?Arduino%2FArduinoIDE#e2997ea8]] ~ なお、IDEのメニューなどを日本語化するためのプロジェクトが進行中のようです。~ とりあえず、Windowsで利用できます。 [[こちら>http://www.switch-science.com/trac/wiki/Arduino-ja-jp]]を参照して作業してください。 --- [[Linuxの場合>http://robo.mydns.jp/Lecture/index.php?Arduino%2FArduinoIDE#r41575b0]] ~ *** 開発環境を整える (Windows XPの場合) [#e2997ea8] ++ IDE のダウンロード~ [[ここのページ>http://www.arduino.cc/en/Main/Software]]からダウンロードします。~ 現時点の最新バージョンは [[Arduino 0017>http://arduino.googlecode.com/files/arduino-0017.zip]]です。~ いろいろなソフトや、Arduino で様々なデバイスをコントロールするためのプログラムが入っているので、80MB程度のサイズがあります。 ~ ++ 上記ファイルの展開~ ZIP という形式で保存されています。これを展開します。 ~ ++ 接続とドライバの導入~ +++ パソコン本体と Arduino Duemilanove を USB ケーブルで接続します。~ +++ すると、"新しいハードウエアが見つかりました" というメッセージの後、~ +++ 「新しいハードウエアの検出ウィザード」が立ち上がります。~ +++ 「一覧または特定の場所からインストールする」を選んで、「次へ」~ +++ 「次の場所で最適のドライバを検索する」「次の場所を含める」を選んで、「参照」をクリック。~ ZIP ファイルを展開してできた~ arduino-0017 の中の arduino-0017 の中の drivers の中の FTDI USB Drivers を選んで 「OK」をクリック。~ +++ 元の画面で「次へ」をクリック。インストールが開始されます。 +++ 「完了」が表示されたらそれをクリック。 +++ もう一度同じ画面(新しいハードウエアの検出ウィザード)が現れます。同じ作業を繰り返します。 ~ ~ ++ 確認作業~ この時点で導入はほぼ完了しています。確認のために次の作業をします。 +++ arduino-0017 のフォルダから、arduino.exe を探しだし、ダブルクリックで起動。 +++ 画面の左上のプルダウンメニューから次のものを選びます。 File > Sketchbook > Examples > Digital > Blink 画面にプログラムらしきものが表示されます。~ これはボード上の LED を光らせるプログラムです。 +++ プルダウンメニューから次のものを選びます。 Tools > Serial Port これは通信先を Arduino に指定するための作業です。~ "COM3" "COM4" "COM5" の中から選んでください。~ わからなければ、いったんケーブルを抜いて、なくなるデバイスを見つけて下さい。 +++ プルダウンメニューから次のものを選びます。 Tools > Board 製品名のリストが出てきます。今回は、ATMEGA 328 が搭載されている Duemilanove なので、 Arduino Duemilanove w/ ATmega328 を選びます。これを選んだ後、しばらく時間がかかりますので、気長に待ってください。 +++ プログラムのアップロード~ この時点でボードを見ると、電源が入っていることを示すランプが点灯しているだけです。~ 画面上のアイコンから、右矢印のアイコンを選んで、マウスのポインターを移動します。~ UPLOAD という文字が現れるはずです。プログラムを本体に送り込むという意味です。~ これを押します。再び、ちょっと時間がかかります。気長に待ってください。 +++ テスト完了~ 画面に "Done uploading" と表示され、ボードのオレンジ色のランプが点灯していたらテスト完了です。~ おめでとう。 *** 開発環境を整える (Debian Lenny の場合) [#r41575b0] ++ パッケージの導入(※ root の権限で実行)~ apt-get install openjdk-6-jre gcc-avr avr-libc avrdude ※ JRE(Java Runtime Environment) は複数の製品があります。~ プログラムによってはこれを選びます。~ 使用する JRE を切り替えるには、root の権限で update-alternatives --config java を実行します。~ Arduino の IDE を利用する場合には、openjdk-6-jre に対応する /usr/lib/jvm/java-6-openjdk/jre/bin/java にします。 ++ IDE をダウンロード~ +++ [[ここのページ>http://www.arduino.cc/en/Main/Software]]からダウンロードします。~ 現時点の最新バージョンは [[Arduino 0017>http://arduino.googlecode.com/files/arduino-0017.tgz]]です。 +++ ダウンロードしたファイルを展開します。 ~ ~ ++ 確認作業~ この時点で導入はほぼ完了しています。確認のために次の作業をします。 +++ 展開してできたディレクトリの中から arduino を見つけてこれを実行します。 +++ 画面の左上のプルダウンメニューから次のものを選びます。 File > Sketchbook > Examples > Digital > Blink 画面にボード上の LED を光らせるプログラムが表示されます。 +++ プルダウンメニューから次のものを選びます。 Tools > Serial Port これは通信先を Arduino に指定するための作業です。~ USB のデバイス( /dev/ttyUSB0 )を選んでください。~ わからなければ、いったんケーブルを抜いて、なくなるデバイスを見つけて下さい。 +++ プルダウンメニューから次のものを選びます。 Tools > Board 製品名のリストが出てきます。今回は、ATMEGA 328 が搭載されている Duemilanove なのでそれを選びます。 +++ プログラムのアップロード~ 画面上のアイコンから、右矢印のアイコンを選んで、マウスのポインターを移動します。~ UPLOAD という文字が現れるはずです。プログラムを本体に送り込むという意味です。 これを押します。 +++ テスト完了~ 画面に "Done uploading" と表示され、ボードのオレンジ色のランプが点灯していたらテスト完了です。~