更新 : 2013-04-16 (火) 19:53:09
WRF の出力結果を描画 †
- 出力データの概要
出力データは、"netCDF" (Network Common Deta Form) という形式で出力される。
そこで、netCDF 形式のデータが扱えるソフトであれば処理や描画ができる。
ARWの User's Guide (Chapter 9) には、いくつかの
処理ソフトが紹介されている。
- NCL (User's Guide 9-2〜)
NCAR Graphics Command Laguage。NCAR で開発されているので、WRF とも相性がいいと予想される。独自のコマンド体系で描画する。
NCAR Graphics (NCARG)は以前使ったことがあるけど、全然違う印象を受ける。
- RIP4 (User's Guide 9-20〜)
これも NCAR Graphics に基づいた対話型のソフトウエア。WRF が MM5 として開発されていたころから描画ように使われていたようである。
- ARWpost (User's Guide 9-29〜)
気象でよく用いられる GrADS でデータを扱うことが出きるようにするためのコンバータ。
- UUP (User's Guide 9-36〜)
NCEP Unified Post Processor。以前は WPP (WRF Post Processor)。GEMPAK, GrADS などで描画する必要がある?
- VAPOR (User's Guide 9-59〜)
Visualization and Analysis Platform for Ocean, Atmosphere, and Solar Researchers。3次元表示が得意なようである。
R + netCDF †
- 環境整備
- 簡単な描画
典型的には、R の起動後、次のようにする。
> library(ncdf)
> nc <- open.ncdf("wrfout_d01_2007-09-01_00:00:00")
> print(nc)
> filled.contour( get.var.ncdf(nc, "P") [,,1,3])
※ print(nc) で、格納されている変数名がわかる。
ncview †
とりあえず使うには重宝する。