第08回コメント †
決定論 †
- 自由意志
- 運動方程式についてのビデオで、人間の脳が分子や原子などの細かな粒子からできているため、感情は実は計算を通した結果出たものであるのではないかという考えがあるということを知ったのですが、自分では考えもしなかったものだったのでとても面白く感じました。
- 自分の脳も分子が集まってできているから自分の感情も法則化されているという考えが斬新的でとても面白かった。いずれ本当に未来も見通せる技術が開発されてもおかしくは無いのかなと思った。
- 決定論と自由意志の話ですが、哲学の授業でディスカッションした際はやはり自由意志の方が優勢でした。自由意志が認められてないと責任の所在がなくなってしまうので都合が悪いからです。なので仮に決定論を確定させるような事実が出て来てももみ消されるのではないかと思いました。
しかし、そもそも粒子の状態から行動を予測するのは完全には不可能だと考えます。人間はニューロンの状態が同一でも違う心的状態を生み出すことがあると聞いたことがあるからです。
まず、予測可能か、という問題と、決定しているか、という点とを区別する
必要があると思います。予測可能か、については、そのとおりで完全には不
可能ですね。
ただ、(量子論も含めて)物理法則に従っているか、という点については、
確度の高い議論です。哲学の授業のディスカッションをした学生の皆さんも、
運動方程式を含む物理法則について勉強した後であるならば、意見が変わる
かもしれませんね。
- 様々な現象を解き明かすことによって自由な心を失うのではないかと思うときがありましたが、なんでも受け入れる姿勢が自由でなく、現象を解き明かして自分で考えることこそが真の自由につながるということに気づいて、物理に対する見方が少し変わりました。
デカルト的な発想だと思います。
「風の谷のナウシカ」には漫画本があることを知っていますか?映画よりも
話は長いです。最後の方で、人類が計画的に作られ、その命は、後に現れる
地球に住んでいた本来の人類のための「つなぎ」のような存在であることが
発覚します。そのとき、ナウシカはどう考え、何をしたか…。
「人類がつなぎの存在として作られたものである」と「人類が決定論的に生
きている」とが、私にはダブって見えます。そして、ナウシカの行動は、一
つのヒントを与えてくれるように思います。
物理学と他の学問 †
プリント07 †
質量と重量 †
- 今までは質量と重量、ほとんど同じ意味なのにどうして言い方が二つあるのだろうと思っていましたが、場所や重力が関係していると知って、納得できました。
- 普段なんとなく測っている体重が宇宙でも地球と同じように測ることができるのは初耳でした。
国際宇宙ステーションでのコンパスの動きは知っていましたがまた新たに新しい発見がある充実した時間でした。
- 場所によって重力加速度の値が変化することは知っていたのですが、質量と重量の違いを認識しておらず とてもためになる授業で楽しかったです。
両者の違いは、今後、意識し続けてください!
Last-modified: 2021-11-22 (月) 09:23:55